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“El Apagón”
Bad Bunny - El Apagón - Aquí Vive Gente (Official Video) | Un Verano Sin Ti(2022年9月17日)
次は「El Apagón」(停電)。これだけでまるごと別のスレッドを書ける。この歌とその映像(ミニドキュメンタリー)はいろんなことを取り上げている。そのうちひとつ、プレルトリコの電力網に関する問題は、ハリケーン・マリア以来、悪化を続けている
ハリケーン・マリアが発生したのは2017年。実に10年近く経つ。
Wikipedia(日本語版)「ハリケーン・マリア」(2026年2月10日閲覧)
またその後プエルトリコに上陸し、プエルトリコでは1928年以来最も破壊的と評され[1]、2018年5月30日のBBCの報道によればプエルトリコ政府発表の死者数は従来64人とされて来たが、ハーバード大学の試算によれば政府発表の70倍となる4,600人以上に達するとの試算結果が報告されている[2]。
プエルトリコ死者数試算結果の3分の1は停電および交通網の破壊によって引き起こされた医療行為の中断が原因であり、ハリケーン・マリアの襲来後3か月で被災者死亡数が60%増加したと推測されている[2]。また医療の混乱は被災者の罹患率と死亡率の双方を上昇させる要因ともなっており、慢性疾患により電力に依存する高度医療機器を用いる患者が同地域内で2018年4月現在も頻発する停電の影響を受けたことが示唆されている[2]。
上記記事の脚注2の記事:
BBCニュース「『プエルトリコのハリケーン死者、実は4600人』と米大学調査 政府発表は64人」(2018年5月30日)
ロッキング・オン 中村明美の「ニューヨーク通信」「レディー・ガガもサプライズで登場。バッド・バニーが「憎しみより愛」を掲げたスーパーボウルのハーフタイムショー、映像公開。米大統領には「最悪の選択」と言われたグリーン・デイや、チャーリー・プースなどの映像も。」(2026年2月9日/2026年2月9日閲覧)
●“El Apagón”における電柱と停電
“El Apagón”(“エル・アパゴン”)とは、スペイン語で「停電」を意味する言葉だ。バッド・バニーはこの楽曲で、プエルトリコで現実に繰り返されてきた電力インフラの崩壊を出発点に、それを比喩として用いながら、植民地主義的な構造の中で放置され、声や存在を不可視化されてきた人々の現実を描き出している。
また、この曲のミュージックビデオでは、米国資本によるジェントリフィケーションが、島の土地や生活、文化を侵食していく状況が明確に告発されている。
つまり“El Apagón”とは、単なるインフラの停止を指す言葉ではない。奪われてきた尊厳、そしてそれに抗う怒りと抵抗――その両方を指し示す言葉なのだ。
MITテクノロジーレビュー「進む環境汚染、頻発する停電 石炭の灰に覆われた島、プエルトリコの苦闘」(Alexander C. Kaufman/2025年7月21日/有料記事、無料部分も結構情報量あり)
フォーブス ジャパン「プエルトリコのエネルギー復興を脅かす自治体の訴訟問題」(Dan Eberhart/2025年10月1日 18:38)
バッド・バニーは「Una Velita」というまた別の歌でもハリケーン・マリアや電力網の問題を取り上げている。
The Xylom「Perspective: In new song, Bad Bunny lights up Puerto Rico’s political corruption, climate inaction」(Angely Mercado/2024年10月3日)
ベニートが水色の旗を担いでやってくる
「Puerto Rico está been cabrón」(プエルトリコくっそ最高)の上に凝ったエフェクトを載せて聞こえにくいようにしている。言いたいように言わせてあげなさいよNBC
NBCはテレビ局名。Apple Music上で見ていると特に聞こえにくくは感じないので、テレビ放送ではエフェクトがかかったということだろうか。覚えていたらYouTubeも確認する。
木の人たちに拍手
点滅する照明が、これは電力網についての政治的なコメンタリーであるということを強調する
*whispering* yes. yes.
(ささやく)これ。これ
「Me gusta la chocha de Puerto Rico」と50回繰り返すところの前で歌が途切れることに絶望している
Kagi Translateによる翻訳(のひとつ):「プエルトリコのまんこが好きだ」